現金出納業務にかかるコスト
オフィスで現金を扱われている企業においては、現金出納帳をつけていらっしゃるのではないでしょうか。しかしながら、その現金出納業務は、本来必要なものでしょうか。
本稿では、弊社が経理アウトソーシングを受注しながら、クライアント企業の業務改善をお手伝いしてきた実績から、業種業態によっては現金出納業務を削減できることをご提案します。
現金出納業務を行うことのデメリット
現金出納業務には実はたくさんのデメリットがあります。御社ではどの程度あてはまっているでしょうか。
①銀行に出向いてキャッシュをおろす時間と手間がかかる
②現金出納帳に入金取引と出金取引をつど記録する必要がある
③記録した現金出納帳について、帳簿残高と現金残高を実査・突合する必要がある。
④現金出納帳に記録した取引の裏付けとして、領収証等の証憑を保存する必要がある。
⑤④の一方で、証憑をなくすリスクがある。
⑥従業員による紛失、着服、不正等のリスクがある。
上記のように、現金出納業務には、見えないコストや手間がかかっており、無駄な人件費などコストがかかる可能性が高くなります。
現金出納業務を廃止する方法
では、現金出納業務そのものを無くすことはできないのでしょうか。
実は、キャッシュレス決済等が広くいきわたりつつある昨今、業種業態によっては現金出納業務そのものを企業内から廃止することが可能です。
なぜかというと、下記のような代替方法があるからです。
①現金取引で行っていた購買を、ネット上のクレジットカード払いに移行する。
②デビットカードで支払うことで、出金取引を銀行口座から直接行う。
③各社員など立替払として経費精算によって給与支給額を合わせて支払う。
いかがでしょうか。御社で何も疑わずに、あたりまえのように日常的に行っているその現金出納業務は、実は時代遅れの無駄な業務になっている可能性があります。
現金出納業務の廃止にむけていますぐできること
現金出納業務を廃止したいとお考えの場合、まず、いま行っている入・出金取引が、本当に現金を使わなければできないものなのか、確認するところから始めてみてください。そして、経理アウトソーシングを導入しながら、業務を改善するご希望がある場合には、ぜひ弊社へお問い合わせください。
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