アウトソーシングにまつわるマーケットは、今後数年にわたり、世界規模で拡大していくことが予想されています。
例えば、アウトソーシング支出は2023年に7310億ドルに達すると予測されています。このうち、IT関連支出は2019年比22%増の5,190億ドル、BPO支出は2019年比19%増の2,120億ドルとなっています。GrandviewResearch社によると、BPO市場は2030年に5,250億ドル規模に達すると予測されています。
上記のようなマーケットの拡大を支えているのが、次の3つの要因です。
1.人工知能やロボティクスの発展
より多くのルーティン作業が自動化されることが予想されます。外注サービス企業が提供するサービス範囲は拡大し、依頼側はより高度な業務に集中できるようになります。
2.法制度や規制上の要件の複雑化
法律や制度が複雑するにつれ、専門的な知見があるコンサルティングのできる企業がプレーヤーとして台頭してくると考えられます。
3.クラウドテクノロジーの普及
クラウドテクノロジーの普及により、経理アウトソーシングサービスの提供方法が変化していくと考えられます。クラウドベースの会計ソフトを活用すると、より効率的な経理プロセスが可能になり、顧客に対してより高品質なサービスを提供できるようになるでしょう。
多くの企業が間接業務の外注化を検討する時代になりました。貴社においても、競合社に先んじて、競争力を高める外注化に取り組んでみてはいかがでしょうか。