経理のIT化・デジタル化が進まない3つの理由
自社の経理は世間一般に比べて効率化が遅れているのではないか。そんな疑念を抱いている経営者の方のために、経理のIT化が進まない3つの理由を考えてみます。
中小企業の現場で、経理のIT化が進まないのには、下記の理由が挙げられます。
最新の知識がない
ITの世界は日進月歩で進化しています。新しいサービスが次々に生まれています。それに対して、特に中小企業の現場では、ルーティンワークを何年も繰り返していることが多々あります。従来の知識で業務が回ってしまうため、経理担当者において新しい知識をアップデートしていこうという意欲が生まれにくい現場もあります。
日常業務に忙殺されている。
経理担当者が楽をしているのか、といえばそうではないでしょう。むしろ、日常業務に忙殺されてしまって、新しい知識を得られる機会が狭められている可能性が考えられるのではないでしょうか。
そもそも経理担当者にITスキルが不足している
経理担当者に、ITに関するスキルが不足していることが考えられます。経理に関する業務は、一般的に経理の資格を有していることで担当者の能力が担保される一方で、それら資格にはITスキルに関する知見までは含まれません。このことが、経理担当者のITスキルの向上する機会がなかなかない理由にもなっているのではないでしょうか。
外部コンサルタントの力を借りて業務改善
以上のように、経理のIT化が進まない理由を考察してみると、これらを自社で解決するのは難しいことがわかります。このような現状にあって、経理のIT化をすすめるには、外部のコンサルタントを依頼するのが一つの方法であると言えます。数字で表すと、人件費一人分以上の効率化が図られることもあります。変化の速い時代に取り残されないよう、外部の力を頼ることも検討してみてはいかがでしょうか。