経理ミスでありがちな例について解説します。今回は、請求業務に関して生じるミスについて見ていきます。
請求業務に関連して生じるミスについては、下記の例が考えられます。
- 請求書を発送漏れしている
- 発行した請求書の金額誤り
請求書を発行する営業担当者と、売上を計上する経理担当者が分かれている場合には、会社内部において担当者間の連携に問題があると考えられます。
1.請求書の発送漏れ については、毎月の締日を設定し、これを厳格に守ることで漏れを防ぎましょう。
2.発行した請求書の金額ちがい 取引が毎日のように継続的に生じる相手先に対しては、発行した請求書の金額を更新する必要に迫られる場合があります。締日を設定することで金額を集計する区切りをつけましょう。
請求書の発行担当者と売上の計上担当者が分かれている場合などに、請求書の回覧が滞ると、現場のが把握している数字と経理上報告される金額に差異が生じてきます。さらに、売上の過小計上や期ずれは税務上のペナルティにつながりかねません。意思決定を担当している経営者が、会社業績をタイムリーにかつ正確に把握するために、正しい金額が担当者間をスムーズに流れていくことが必要になります。それは、会社の業務フローに適したシステムを導入することによって解決できます。