地道な販促活動に取り組む小規模事業者を支援する「小規模事業者持続化補助金」。その制度の名称を聞いたことはあるけれど、自分が申請することにはいまいちピンとこない、という方も多いのではないでしょうか。
そんな事業者の皆様にむけて、持続化補助金の申請採択者に独自インタビューを敢行しました。申請書類が採択された事業者は、どんな点に注意して申請書類を作成したのでしょうか?
今回インタビューに応じていただいたのは、訪日外国人向けガイド事業をおこなっているKさん。初めて申請事務に取り組んだ事業について、持続化補助金の補助事業として採択されました。それではインタビューの模様をお届けします。
訪日外国人向けガイド事業者様 – インタビュー内容
弊社:まずは、どのような事業に取り組まれているのか教えてください。
K:訪日外国人向けガイドサービスを提供しています。
弊社:ということは、このコロナ禍の2ー3年間は、事業への影響が大きかったのではないですか。
K:はい、2020年1月ダイヤモンドプリンセス号で多数のコロナ患者の方がみつかったころから、その年の3月までの予約がどんどんとキャンセルされました。その後、海外からの渡航者の入国が制限されたことを受け、ガイドサービスを一切提供することができなくなりました。
弊社:そのような状況において、持続化補助金を申請された理由はどうしてだったのでしょうか。
K:私が採択されたのは第4回の持続化補助金ですので、少し古くはなるのですが
コロナ禍に入ったことを受けて、ガイドサービスを希望されるお客さんが全くいなくなりました。そこで、新たに販路を開拓する必要に迫られて、申請することを決めました。
弊社:どのような事業を計画されたのですか?
K:はい、訪日外国人向けのガイドサービスに関する事業は、そもそも見込み客が入国しないことになってしまったので、市場として期待ができません。そこで、オンラインでガイドスキルを磨ける講座「フォトガイド養成講座」を企画しました。
コロナ禍に突入した2020年、訪日外国人を対象としたガイド業を行なっていたKさんは突如すべての顧客を失うことになりました。そこで、「フォトガイド養成講座」を企画。この事業が持続化補助金の補助対象事業として採択されるまでを次回も詳しく伺います。