経理担当者の権限が肥大化すると企業の風通しが悪くなることも

• 2023/10/02
• 経理業務・資金繰り・経理業務のアウトソーシングについて, ブログ

企業における経理担当者の役割は非常に重要ですが、最近ではその権限が肥大化しているという声が聞かれます。

人材採用も難しい状況の中、経理担当者の権限が拡大することで、企業内の風通しは悪くなり、業務が滞る可能性もあります。
本記事では、経理担当者の権限が肥大化することによって引き起こされる問題点について詳しく探っていききます。

経理担当者の独自のルールが存在する

経理担当者の権限が肥大化すると、彼ら独自のルールが存在することが問題となります。

例えば、利用する会計システムや手続きに関するルールなどは、他の部署のメンバーが理解しにくいことがあります。
その結果、経理担当者がいないと仕事が進まなくなるという状況が生まれます。

情報共有が滞る

経理担当者の権限が肥大化すると、情報共有が滞ることがあります。
経理担当者が特定の業務を一手に引き受けることが多くなるため、他の部署のメンバーがその業務に関する情報を得ることが難しくなります。
結果として、他のメンバーが業務を進める際に必要な情報が不足し、仕事が滞る可能性があります。

経理担当者の負担が増える

経理担当者の権限が肥大化すると、彼らの負担も増えることが考えられます。
特に、他の部署のメンバーからの問い合わせや依頼が増えることで、経理担当者の仕事量は増える一方です。
その結果、経理担当者がいないと仕事が進まないという状況が生じ、業務の遅延やミスのリスクも高まるかもしれません。

経理担当者の育成に課題が生じる

経理担当者の権限が肥大化すると、その役割を引き受けることが難しくなる可能性があります。
経理担当者の仕事が非常に専門的であり、新たな担当者を育成するには時間と労力がかかります。

しかし、権限が拡大することで他のメンバーが詳しい知識を持たずに仕事を行ってしまう恐れもあるため、経理担当者の育成に課題が生じることが考えられます。

まとめ

経理担当者の権限が肥大化することは、企業内の風通しを悪くし、業務の進行を阻害する可能性があります。
経理担当者がいないと仕事が進まない状況や情報共有の滞り、負担増加、そして経理担当者の育成に課題が生じるなど、問題は様々です。経理担当者の権限を適切に管理し、他の部署との協力体制を整えることが重要です。

そのような取り組みが難しい場合は、弊社が提供している経理業務のアウトソーシングサービスをご検討ください。