弊社:前回まで、持続化補助金の補助事業として採択されたKさんに、採択された事業内容について伺ってきました。また、申請様式がSWOT分析に基づいた形式となっていることに着目されたということを伺ってきました。
K:はい、持続化補助金の申請書類に含まれる、経営計画のパートは、SWOT分析にもとづいて考えると記入がしやすくなります。
(SWOT分析は補助金の申請書を作成する上で、補助金の審査員に整理して伝えるのに有効と考えています。実際のコンサルティングでお手伝いさせていただく際には利用しておりません。)
弊社:ここで、SWOT分析について基本的な前提を確認いたします。
S 自社の事業上の強み(Strength)
W 自社の事業場の弱み(Weekness)
O 事業環境における収益機会(Opportunity)
T 事業環境における自社への脅威(Threaten)
K: はい、SWOT分析の具体的な手法として、SWOTそれぞれを洗い出したうえで、次の組み合わせを考えていくことが重要だと理解しています。
(1)SとO ー事業環境において予測される収益機会に、自社の強みをどう活かすのか
(2)SとT ー自社を脅かす環境要因を、自社の強みによっていかに克服するのか
(3)WとO ー事業環境において予測される収益機会を刈り取るために、自社の弱みをいかに克服するか
(4)WとT ー自社の弱みが露わとなる事業環境上の脅威に対して、どのように対処するのか。
弊社:上記の組み合わせを考えることによって、事業環境において自社の能力をいかに発揮したらよいか、頭が整理されますね。ぜひ、読者のみなさまも、自社の事業におきかえて考えてみてください。